近い将来、超高齢者時代を迎える日本。現在、介護現場が変わりつつあります。単なる日常生活動作の介助から脱却し、広く生活を支援する技術・知識へと変わりつつあります。
それは認知症ケアの推進も大きいのですが、基本的には「人間はどのように生きていくのか」
「どのような生活を望んでいるのか」といった根源的な部分に目を向けられているからです。
高齢であっても、人間が人間らしく生きる為に介助は欠かせないものであり、そして介護現場において音楽療法は大変に良い効果を上げています。
音楽を介助やリハビリで用いておられる病院や施設は大変多く、ご入居者様や患者様の生活向上に素晴らしい成果を上げています。
ですが、一方で多くの介護従事者から耳にするのですが「音楽療法士に来てもらっても、みんな同じようなレクリエーションや演奏をするだけで誰でもできる」
との声が多いのも実情です。しかし当研究所の音楽療法士による演奏やセッションでは、目が覚めるような驚きを持って参加頂き非常に好評で、さらに単なる慰問演奏をするのではなく、中・長期的なプランを作成し「生きる」を真剣に見つめて音楽療法を行っております。